VNCでLinuxを操作する その1起動確認
SSHがあるからGUIなんて遅くて使ってられるか!という信条に基づきいままでほとんどXwindowは入れてなかったのだが、最近Linuxデスクトップをよく利用するようになって俄然Xの利用頻度が多くなってきた。
それに伴い本来GUI不要のサーバー用途のマシンにもXを入れておいてそれをVNC経由で(ディスプレイがないので)操作することにした。LinuxのVNCはXプロトコルを利用しているので、WindowsマシンをVNCで操作するときと違い同一LAN内部であれば直接操作しているのと変わらないほどのレスポンスのよさがあるのも採用の大きな決め手である。ただし暗号化はされていないので外のネットワークに公開するのはやめておいたほうがいいだろう。余談ではあるがWindowsをリモートコントロールするならVNCよりも、素直にリモートデスクトップを使ったほうが早いし多彩な操作ができるだろう。
最近のディストリビューションにはすでにvncが入っていることが多い。CentOSでは最小インストールでも入っていた。なければパッケージでいれればよい。ここではインストールが終わっている前提で話を進める。
まずはVNCのパスワードの設定。これはVNC接続の時に必要になる。
# vncpassword
そしてvncの起動
# vncserver :1
デフォルトではtwmという古いwindowマネージャとなるので一瞬面食らうがこれで動作確認は取れる。
後はデフォルトであれば5901ポートに対してvncviewerで接続してみること。なおhttp://vncサーバー:5801/でJavaアプレットによるVNCViewerも立ち上がる(重いのでお勧めしないが)
なお接続できない場合はたいていファイヤーウォールが邪魔をしているので該当ポートを空けること。