大手のホテルは自社サイト経由で予約を集めることができるのだが、大手ではないところや知名度がないところは大手宿泊予約サイト(じゃらん、楽天トラベル)などに掲載して、そこ経由で予約を受け付けている。
ホテル側は、複数サイトに掲載していることも多く、公式サイト、予約サイトA、予約サイトB、電話予約用などの予約数をそれぞれわけて管理している。
この予約数の配分が各ホテルの裁量に任せられているので、宿泊予約の各サイトで残数が違ってくる。
(自動で各サイトの予約数を連動させる製品もあるようだが、導入してないところも多いだろう)
なので一つのサイトが満室でも他のサイトでは空室である可能性もあるし、またネットが使えない人向けに一定数電話予約用の部屋をキープしている可能性もある。なので最終手段は電話してみること。ネットだとキャンセルも容易なので、直前でキャンセルがでる可能性もある。
一般的にビジネスホテルの大手チェーンは宿泊予約サイトを経由しなくても、自社サイトで充分集客できているので、自社サイト経由での予約をもっともお得になるように誘導している。スーパーホテルとかルートインとか東横インとかアパホテルとか。
逆に自社サイトにはそれほど投資できない場合は、大手サイト、旅行代理店経由での集客が主になっている。この場合一割近くの手数料がかかるので宿の本音としては直接予約してほしいところなのである。かといって直接電話したからディスカウントの余地があるというわけではないけど。
最終的には客室稼働率100%にするのがホテル側の理想なのであり、効率的な残枠の配分がホテル側の腕のみせどころ。
キャンセルを見込んで予約をとりすぎてオーバーブッキングなんてことは・・・・日本ではあまりないかな?