はじめにこれらの出来事は決してフィリピンだけに限った話ではないです。こういうマイナス面って出発前には表には出てこないものです。日本を基準に考えているとこれらの出来事に衝撃を受けるかもしれませんが、心の準備と対応策をしっかり予習して望めば乗り切れるでしょう!
■シャワー編
シャワーの水圧が弱いらしいというのは事前に聞いていて、お湯が出ないかもしれないというのも事前にうわさで聞いていた。実際のところは水圧は泊まっているフロアによる。自分は33階という最上階だったためにおそらく一番水圧が弱かった。
どのぐらい弱いかというとシャワーヘッドの穴の3分の2ほどから、90度でシャワーが落ちてくるぐらい(水の勢いが良いなら、全部の穴から出てきて、水の角度は45度ぐらいだろう)。なので体を縮めて、そのままだと背中側は届かないのでトリプルアクセルのごとく回りながら泡を流していたという。
さらにはシャワーとカランを切り替えるレバーがどうも壊れていたらしく。引っ張り続けないとすぐカランのほうに水が行ってしまうため、常に左手はレバーに付きっ切りという状態でシャワーをしていた。
対策としては、部屋を選べるなら中層階を希望すること。それが無理なら運用で回避というわけで4Lのペットボトルにあらかじめお湯をためておいて最後はそれをかぶっておしまいというやり方で乗り切っていた。
ちなみに、滞在ホテルではさすがにお湯がでないということはなかった(温度調整が難しいけど)
■排水編
排水溝が石鹸カスと髪の毛で詰まりやすいのか二週間過ぎたころから、シャワー後に排水がたまるように。日増しに悪くなっていたので、どうするか。フロントに頼んでもすっぽかされそうなので、自分で「排水つまり」→英語→「clogged」をキーワードに製品検索。
Mr. Mustle Decloggerというのが評判良かったので買ってみた。そして試してみたらすぐ解消した。早速学校中にこの対処法を広めたという・・。
てなわけでこれも自衛で対処できる。
■虫編
残念ながら常夏なので一年中出ます。現地の殺虫剤はとても強力で絶対人間にも副作用あるだろうというぐらいの効き目。Gにだって命中すれば30秒で絶命さ!部屋を飛び回るコバエみたいなのには日本製のワンプッシュで蚊がいなくなるスプレー系を!(これ忘れたので、滞在中ずっと悩まされた)
あと低層階だと比較的アリ巣が近くにあるので、部屋で甘いものを食べるとすぐアリが寄ってくる。一応日本製のアリメツという薬品を使えば絶滅させられないことはないけども、何度もわなの場所を変えての長期戦になる。
アリ被害に苦しんでいる生徒の部屋に数日間出入りして駆除すれば、アリフリー部屋を取り戻してあげる自信はあったけど、留学の目的がアリ駆除業者に変わってしまうので、これは放置で!アリを避けるには、部屋で一切飲み食いしないが正解。
■インターネット編
日本ではめったにないことだが、こちらではキャリア単位で全滅ということがままある。だめな日は誰の端末でもだめ。SmartがだめならGlobeでとか二つのキャリアを平行して使うか、緊急の要件でなければ直るのを待つしかない。スピードはLTEといっても日本の3Gより遅いかな。動画なんてぜんぜん見れないし。
お仕事を現地でと考えてらっしゃる方は、冗長構成で望んだほうが良いでしょう。
■トイレ編
人が多いところは便座が壊れている確立が高い。ショッピングモールでも観光地でも便座なし洋式トイレに遭遇するので、空気椅子にて事を済ますトレーニングを日本でしておくのが正解!外出先だと紙がないケースもあり、ポケットティッシュは常に持ち歩こう。
外国のトイレットペーパーの質が悪いのか、紙だけですまそうとするとぢ主になりそうになる。そんなときにウォッシュレットは救世主なのだが、フィリピンにはほぼないので、ペットボトルにつけるタイプの携帯ウォッシュレットを100円ショップで買っていくのが正解!
外国の500mlペットは注ぎ口の丈が短いのが多いで、フィットするものを見つけるのに苦労するが、写真の日本式緑茶かC2という紅茶ならきっちりフィットする。
■カードキー編
カードキーなのは便利なのだが、それゆえのトラブルもある。まずカードリーダーの電池切れ(これはレアだけど遭遇した人がいた)
そして通常カードキーに部屋に入れる権限と期間を記憶させるのだが、どうもこの期限設定が適当なためある日突然入れなくなるということがあった。同じ時期に複数の人が遭遇していた現象なので、避けようがない。
普通の宿泊客と違って、学校の生徒は長期滞在するのでその途中に期限が来て、入れなくなったらフロントに行ってカードキーの権限を更新してもらう。
「Excuse me, I could not enter my room with this card. Could you investigate?」といってカードを渡すとパソコンで権限付与作業をしてくれて入れるようになります。
■騒音編
残念ながらお祭り好きな国なので、近所迷惑などという概念はまったくなく。12時回ろうとも街中で大音量で音楽ならしまくるなどということがある。これに対する自衛策としては100円ショップのものでよいから耳栓持参。わたしは常にお泊まりセットに耳栓いれてます。
あと朝ニワトリの鳴き声で起こされるという人も多かったですね。33階だとさすがに気にならないけど、低層階は午前3時ぐらいに泣き出すニワトリに起こされたという人もいた。
エアコンや換気扇の作動音が五月蝿いなど、日本国内でも同様のケースは考えられるので耳栓ですよ!
一度眠りに落ちてしまえば、耳栓が外れても気づかない(笑)
■その他(ほかの国も含む)トラブル編
初日にスコールのような大雨が来たときに、まさかの屋根から水滴が・・・・直接あたる場所ではなかったので、加湿器だと思って耐えることに・・・結局その一回だけだったのでよほどの大雨ではないと雨漏りしないようで一安心!(フィリピン)
バスタブにお湯を張ろうとしても、途中でボイラーが力尽きることが多くせっかくのバスタブもぬるま湯になることが多かった。(ベトナム)
シャワー用のお湯をためておく頭上のタンクが崩落して、誰かが大やけどをしたらしい。なのでその後全ルームのタンク据付チェックに来ていたという・・・(ベトナム)
シャンプーとボディーソープが備え付けてあるはずだが、片方がない。一日だけだし結局持参したもので済ました。(タイ)
窓のノブが今にも取れそうでグラグラ。滞在中はなるべく触れないことに・・・(タイ)